光薬堂のおきなわ青汁

４種の国産素材

長命草とは

長命草（ちょうめいそう）は、セリ科カワラボウフウ属の常緑多年草です。沖縄県などの温暖な地域で、海岸の断崖や珊瑚の石灰岩でできた岩場などの厳しい自然環境の中で自生している生命力の強い野草です。そんな生命力の強さから、長命草と名付けられました。

また栄養価が高いことから沖縄では昔から「命薬（ぬちぐすい）」と呼ばれ、健康に役立てられてきた食材です。「一株食べると一日長生きする」と言われ、伝統的な島野菜として料理や民間薬に用いられてきました。

長命草にはポリフェノールをはじめ、ミネラル、ビタミン、食物繊維などの栄養素を豊富に含みます。長命草に含まれるルチンやクロロゲン酸などのポリフェノールには、血管を広げてくれる働きがあるので、血流が良くなることで、冷え性やむくみの改善、動脈硬化や高血圧の予防にも期待ができます。また、日常生活で発生した活性酸素を除去する働きもあります。この活性酸素は過剰に増えすぎてしまうと、様々な病気や体の不調、老化を引き起こす原因になるといわれています。ポリフェノールは水に溶けやすい性質があるため、比較的短時間で作用しますが、長期間効果が持続しません。毎日こまめに摂取することが効果的です。

モリンガとは

モリンガは、北インド地方を原産とするワサビノキ科に属する植物です。

モリンガは種から花、茎や葉、根までほぼすべての部位を食べることができ、栄養価の高さから「ミラクルツリー（奇跡の木）」「生命の木」とも呼ばれています。モリンガの最大の特徴は90種類以上の豊富な栄養成分。ビタミンやミネラル、アミノ酸など私たちに必要なほぼすべての栄養を取ることができます。

炎症を抑制する効果やストレスの緩和、アンチエイジング、デトックスなど様々な効果が期待されています。

また、モリンガの木は通常の木に比べて約20倍のCO2を吸収するといわれており、地球温暖化防止に貢献する環境にもやさしい植物です。

健康維持や美容効果を期待できる栄養素がバランスよく含まれているため、栄養バランスが崩れがちな方に特におすすめです。

マンジェリコンとは

マンジェリコンは、ブラジルが原産のハーブの一種です。国内では主に沖縄県で栽培されています。

マンジェリコンに含まれる成分のなかで、最も多いのがカリウムです。カリウムは、体内のナトリウムである塩分を尿として排出し、高血圧を予防する働きがあります。また、体内の水分のバランスを調整することでむくみを予防します。

さらに、マンジェリコンは糖化を抑制する働きを持つとして、近年注目を集めています。糖化により体内で作り出されてしまうAGEsの蓄積を防ぐ成分を多く含有します。「AGEs」とは「終末糖化産物」の略称で、体内のたんぱく質がブドウ糖と結合して変性したものです（この反応を「糖化反応」と呼びます）。いわゆるカラダの焦げです。AGEsはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをつくる肌の線維芽細胞にダメージを与えることで、毛穴・しみ・しわ・黄ぐすみ・たるみなどの原因にも繋がってしまいます。糖化を防ぐことが、いつまでも若々しく過ごせる秘訣といえます。

大麦若葉とは

大麦若葉は、イネ科の植物である大麦が穂をつける前の20～30cmに生育した新鮮な若葉を収穫したものです。苦みがなく飲みやすく、栄養素がバランスよく含まれていることが特徴です。

大麦若葉には、食物繊維やビタミンC、ビタミンE、鉄分などの栄養素が多く含まれています。いずれも、現代では不足しやすいといわれている栄養素です。

大麦若葉に含まれている不溶性食物繊維は、水に溶けずに、腸内の水分を吸収してふくらむ性質があります。腸の中で水分を吸収してふくらみ、便の嵩を増やすことで蠕動運動（ぜんどううんどう）と呼ばれる腸の動きが活発になり排便が促されます。

また、食物繊維量が多いので空腹感の軽減や満腹感の維持など、食べ過ぎ防止にも役立ってくれるためダイエット中にもおすすめの素材です。